5年ほど使ったダイソンのバッテリーの持ちが悪くなってきたので、掃除機を買い替えました。
買い換えるにあたって重要視したのは、米を吸ってくれるかどうか。
ダイソンを購入した当初は、ダストカップにたまったチリを見て「すごいね〜!」なんて夫婦ともに浮かれたものです。
でも使ううちに不満に思っていたことがあります。
それが米粒を吸えないこと。
目に見えないチリを吸ってくれるのは素晴らしいが、目に見えるゴミをもっと吸って欲しい!
それが次の掃除機に期待することでした。
メーカーの製品ページやレビューを見てもなかなか「米を吸う」というところに辿り着けなかったので、最終的にほぼ勘で購入したわけですが、これがちゃんと床に散ったお米を吸ってくれて大満足!
そこで3カ月使ってみた感想をレビューしたいと思います。
ラクかるシリーズの2019年モデル。型落ちなのでお買い得です。
掃除機の選びの条件
米粒を吸うことも大事ですが、他の希望もまとめるとこんな感じに。
- 運転時間は長いのがいい
- アタッチメントはあまり必要ない
- 髪の毛がヘッドに絡みにくいと嬉しい
- とにかく米粒を吸って欲しい(大事)
バッテリーは経年劣化するので、運転時間が長いものを買っておけば長く使えるんじゃないかという考えで、30〜40分程度稼働してくれるものがいい。
ふとん用とかアタッチメントはあっても使わず場所だけ取るので、少ない方がいい。
ヘッドのブラシに髪の毛が絡むと手入れが大変だし、パナソニックの「からまないブラシ」的なのいいよね。
そんな風にまとまりました。
あとは予算が3〜4万円程度で収めたい、という風に考えていました。
床に散らかった米粒もしっかり吸う!日立ラクかるスティック
PV-BL20G 基本情報
型番 | PV-BL20G |
重さ | 約1.3kg |
運転時間 | 通常:30分 |
強:8分 | |
充電時間 | 約3.5時間 |
アタッチメント | 2種類 |
そして購入した日立のラクかるスティック。
日立のスティッククリーナーの中でも軽量さを重視したタイプの掃除機で、重量は1.3kg。
それでいてパワーもしっかりとあり、大きいゴミもチリも吸引してくれます。
スタンドは充電一体型ではないので、本体にアダプタを差し込んで充電します。
こちらは付属のスタンド。
本体にアダプタの差し込み口があります。
運転モードは「標準・強・ターボ」の3種類。
標準または強で運転中に、もう1度同じボタンを押すことで5秒間ターボモードになります。
運転中はヘッドについているLEDライトで床を照らしてくれます。
アタッチメントはハンディ用のノズルと2WAYすき間ノズルの2点。
「2WAY〜」の方はすき間ノズルとブラシノズルの2パターンとして使えます。
基本情報は以上です。
では次から3カ月使った感想をば!
特徴①グングン吸える吸引力
まず1番気になる吸引力。
買ってきたその日のうちに、キッチンの床に散らばっていたお米と、なぜか落ちていたそうめん1本を置いてその上を走らせてみました。
1回の往復でキレイに吸えました!
正確にはそうめんは吸えずにはじいてしまったんですけど、それは長いまま吸わせようとしたのが良くなかったです。
そもそもそこまで大きいゴミは手で拾えばいいので吸う必要もないですし。
お米は期待した通り、カラカラと音を立てて全員吸い込まれていきました。
しかも標準の運転で。強モードでもターボでもなく、標準でお米を吸ってくれたのです。
もうそれで満足。いい買い物ができました。
私の勝利!!
特徴②コンパクト&取り回しがいい
最初にも書いた通り、この掃除機は1.3kgととても軽量で全体的にコンパクトです。
そしてヘッドの取り回しがすごく軽い。
店頭でいろいろ試した中でもトップで扱いやすかったことも、購入の決め手でした。
おもちゃが散らかったままで掃除機がけをしてしまう私ですが、そんな床の上も障害物を避けてスイスイ進んでいくことができます。
テーブル周りに子どものイスがあったり、床にお絵かき帳が散乱している状況でもへっちゃら。
手首を軽くかえすだけで、ヘッドがクルクルと回転するのが非常に気持ちいいです。
そしてヘッドがコンパクトだと、取り外さなくても隙間の掃除もできるのがいい!
洗面台と洗濯機の間にも、こんな風に入り込めます。
ヘッドを外すのが面倒であまり掃除機をかけてこなかった場所も、今は掃除できています。
もちろんソファの下も奥まで入り込めます。
特徴③紙を巻き込みにくい
先ほどのこんな状況は毎日のことなのですが、
子どものおもちゃや絵本だけでなく、私がコープのカタログを置きっぱなしにしてるなんてこともよくあるんです。
そしてそのまま掃除機をかけてしまうのですが、ラクかるスティックのすごいところはゴミは吸うけど紙は巻き込まないというところ!
嬉しくて、見て欲しくて、GIFアニメ作ってしまいました。
手前に引いたときちょっと引っかかってしまったけど、吸い込んではいないんですよね。
ラクかるスティックのヘッドにはシンクロフラップと呼ばれるフタみたいなものがついていて、ここが押し引きするのにあわせて開閉します。
それがいい具合に働いて「ゴミは吸うけどチラシや絵本は巻き込まない」という状況を作ってくれてるんだろうなという印象。
とても賢いです。
特徴④意外といい、LEDライト
ヘッドについているLEDライト。
はじめは「別にライトなんかなくたって」と思っていました。
でも使ってみると結構良い、というか楽しいんです。
この写真はちょっとわかりにくいけど、床にたまったホコリが照らし出されてそれを吸っていくのがね、気持ちがいいし楽しくなってきます。
小学校の頃の学芸会で、暗い体育館でスポットライトがあたっていいる場所だけ空気中にただよっているチリが見えて
「うわ〜こんなに空気にホコリ浮いてるんだ〜!」
なんて思ったことないですか。
そんな感じで「気づいてなかったけどここにもうっすらホコリがたまっていたのねー!」ってなって、それを吸い取っていくのがちょっとした快感なんです。
正直、購入の決め手にするほど重要ではない。
でもあったら役に立つし嬉しい。そんな存在です。
特徴⑤手入れがしやすいダストカップ&ヘッド
最後はお手入れ。
ダストカップは本体から取り外すことができます。
フタをパカっと開けるとゴミが出てくるので、お手入れブラシでかき出します。
さらに中のパーツも外してブラシでささっとはくと、絡んだ髪の毛がポトっと落ちます。
中に戻して終わり。
必要に応じてフィルターもささっとブラシではきます。
(水洗いも可能です。)
ヘッドブラシは、「ひらく」と書かれた部分を開くと、
ブラシを外すことができます。
ブラシをまるっと出してしまえるので、絡まった髪の毛や糸くずを取り除くのがラクです。
あとパナソニックの「からまないブラシ」じゃないですが、日立のヘッドにも「からまん機構」という仕組みがあって髪の毛が絡みにくい構造になっています。
そのおかげか、3カ月使った割にキレイだなと感じました。
ラクかるスティックとダイソンを比較して感じたこと
①ダストカップが小さいメリット
ラクかるスティックを買うにあたって1つだけ「微妙だな」と感じていた点があります。
それがダストカップが小さいこと。
全体がコンパクトなのでダストカップの容量も0.15Lと少なめ。
すぐにゴミがいっぱいになってしまうんですよね。
うちは2LDKなのですが、2〜3日分のゴミで満杯になります。
でも今は逆に良かったなと思っていて。
ダイソンを使っていた頃は大きいダストカップに毎回パンパンになるまでゴミをためていて、捨てるときにかなりホコリが待っていたんですよね。
それが今は満杯までたまったゴミを捨てても、そもそも量が少ないから舞い上がることがほぼないんです。
前はゴミ箱に捨てるときボフッてなるから息を止めてやってたんですけど、それをしなくてよくなりました。
②スイッチはボタン式がやっぱりラク
ダイソンdigital slimはトリガー式のスイッチでしたが、ラクかるスティックはボタン式です。
大人しか使わないならそんなに気にしなくてもいいんですが、あと数年して子どもが掃除機を使うかもということを考えると、ボタン式の方がやっぱりいいなーと感じました。
(ダイソンの中でも製品によってトリガー式とボタン式の2種類があります。)
ボタン式だし重さも1.3kgと軽いので、小さい子でも扱いやすい。
4歳くらいになったら娘に掃除機をかけてもらいたい(食べこぼしとか食べこぼしとか)。
③小さいゴミも大きいゴミも得意
5年前に買ったダイソンとの比較ではありますが、ラクかるスティックはお米をはじめとして、カステラやパン、クッキーなどの大きめの食べこぼしもスイスイと吸い込んでくれます。
これがすごく嬉しい!
布団の上で踏み潰した松ぼっくりの破片もすぐキレイに掃除できました。
小さいお子さんがいるお家では、やっぱりこういうあらゆる種類のゴミを片付けてくれる掃除機が必要ですよね。
じゃあチリみたいな小さいゴミはあまり吸わないのか?というと全然そんなことはなく。
しっかり吸えています。
5年前ダイソンを買った時は、
「やっぱり吸引力はダイソンかな!」
と思っていました。
でも今、ラクかるスティックを使って思うのは、
「もう日本のメーカーの掃除機だって、十分すごいじゃん。」
っていうこと。
以前は劣っていたのかもしれないけど、今は同じレベルになっていると感じます。
そして吸引力だけじゃなくて、すごく賢い。
「ゴミは吸うけど紙は巻き込まない」というのを体験して、
ダイソンは「パワー自慢!吸引力で勝負!」
ラクかるスティックは「パワー&知恵!掃除中の動きを計算してキレイにする!」
私の中ではそんなイメージになりました。
④日本の家には、日本の掃除機
今回の買い替えで1番感じたこと。
それは日本の家には日本のメーカーが作った掃除機があっているんじゃないかってこと。
- フローリング
- カーペット
- クッションフロア
- 畳
というように日本の住宅って色々な床の種類が混在しています。
日本メーカーの掃除機のページを見ていると、「フローリングも畳もカーペットも」っていう風に色々な種類の床をキレイにできることをうたっているのが多いんです。
だから我が家は今後も、掃除機を買い替えるときは日本のメーカーのものを買おうと思いました。
ラクかるスティックPV-BL20Gのレビューまとめ
長々と語ったのでまとめます!
- LEDライトで見逃しがちなホコリを照らし出してくれる
- ヘッドの動きが軽く、取り回しが良い
- チリも、パンくずも、クッキーも、米粒も吸うパワー
- それでいて紙は巻き込まない賢さ
- ゴミ捨てや手入れもラク
- 軽くてパワーのある掃除機を探している人
- 小さいお子さんがいるご家庭
- 床にものを置いたまま掃除機を使っちゃう人
- 今使っている掃除機が米粒を吸わなくてイライラしている人
デメリットをあげると、運転時間が30分&ダストカップの容量的に、1戸建てには物足りないかもしれません。
でも2LDKくらいなら十分に働いてくれます。
標準モードでもきっちりゴミを吸えるし、さらに上の強モードやターボを使えば、
子どもがいろいろ食べこぼしたり、
お米ばら撒いたり、
布団の上で松ぼっくりを踏んづけて・くだけて・散らかしても
全部キレイになります。
本当に買って良かったです。
私と同じ悩みがある人にはおすすめの掃除機でした!
▼在庫限りで販売終了です。買いやすい価格も魅力。
▼予算がもう少しあるなら上位モデルもおすすめ!