冬になると食べたくなるものっていっぱいありますよね。
鍋とか、おもちとか、アイスとか…。
私にとっては干し芋もそんな冬に食べたいもののひとつなのですが、いかんせん値段が高い。
もったいないからとチビチビ食べていて、カビが生えてしまったなんてこともありました。
(もっともったいないじゃん!)
で、今年も干し芋を買ったんですが、2歳の娘も気に入ったらしくめちゃくちゃ食べます。
家計を圧迫する勢いでモグモグ食べます。
このままではお財布がピンチ!
ということで、
- 天日干しせずおうちの中で
- 干し網は使わずお手軽に
できる干し芋の作り方を模索してみました。
室内でできる!手作り干し芋の作り方3つ
①部屋の中に放置する
冬になって暖房をずっと使うようになってから、部屋の湿度はみるみる下降。
現在の我が家は、
室温:22度 湿度:20〜25%
で平常運転しております。
北海道のおうちはみんなこんな感じかな?
灯油ストーブは部屋が乾燥します。
この環境なら、部屋の中でサツマイモを放置しておけば干し芋になりそう、ということでまずは「部屋干しの干し芋」です。
材料 サツマイモ:2本
道具 バット+網
ケーキクーラー
道具は他にも出てきますが、最低限これだけあれば作れます。
①サツマイモをたわしで洗って蒸す。
大きいと作業が大変になるので、やや小ぶりなものを購入しました。
これをフライパンで蒸します。
弱火でじっくり1時間ほどかけて火を通しました。
フライパンが蒸し器になるプレートを使用しています。
蒸し器がない場合は、少量の水でじっくり煮る、という風にしても大丈夫。
その場合は最後に水分を飛ばしてください。
②皮を剥く。
竹串がスッと通るのを確認したら、皮を剥いていきます。
熱いので軍手をして、竹串などで少しずつめくって作業します。
③スライスする。
包丁でもいいのですが、均等に切る何かいい手はないかなと考えた結果、ゆで卵を切るキッチングッズを使うことに。
均一な厚さできることができて大成功!厚みもちょうどいいです。
我ながらナイスアイデア〜♪
繊維はちょっと引っかかります。
④バットやケーキクーラーに並べる。
干し網の代用として、バット+網、ケーキクーラーを使いました。
あとは基本的に放置です。時々ひっくり返してね。
だいたい40時間くらいでいい具合になりましたよ。
見た目は繊維が毛羽立っていますが、味はなかなか!
断面はこう!
程よくしっとり仕上がりました。
では続いて、オーブンでも作ってみます。
②オーブンで低温加熱
2つめの作り方は、100度のオーブンでじっくりと加熱する、です。
クラシルのレシピを参考に作りました。
オーブンの温度:100度
加熱時間:1〜2時間
子どもが食べたふかし芋のあまりで作ったので、皮つきのまま輪切りにしてオーブンへ。
小さいので片面40分、合計80分で出来上がりました。
表面は少し蜜っぽくなったのか、指で触るとベトつく感じがあります。
食べてみるとそれは気にならず、干し芋っぽい噛みごこちです。
サツマイモの表面はたわしでよく洗っていますが、なんだか土っぽい香りがしました。
皮は剥いて作ったほうが、おいしいですね。
では最後に、冷蔵庫の中で乾燥させた作り方もご紹介します。
③冷蔵庫でじっくり乾燥
スライスしてバットに並べるところまでは①室内干しと同じです。
このあと冷蔵庫でひたすら放置。
冷蔵庫内の環境はこんな感じでした。
温度:8度 湿度:42%
(庫内の環境は、強・弱、エコなどの冷蔵庫の設定によって変わると思います。)
冷蔵庫の中って寒くて乾燥してて、干し芋作りに良さそう!なんて思いついてやってみたのですが、意外と乾きません。
5日ほどかかってやっと出来上がりました。
途中で乾いてきた小さいサイズのものは取り出して食べてしまったので、量が少ないです。
残っていた小さいものは、棒状にくるっとなっていました。
食感は一番、市販の干し芋に近い出来になりました!
でもなんだか、甘さが落ちているような…?
それでもおいしかったですが。
おいしい干し芋ライフを!
3パターン試しましたが、私のおすすめは「①部屋干し」です!
1番おいしくできました。
何回か作って、乾燥させすぎたこともあったのですが、糖分が多いのでカチカチにはならないんですよね。
歯応えのある干し芋、という感じで硬いのもなかなかイケる。
乾かしすぎると、こんなふうにちょっと透明感が出てきます。
ダイエット中で歯応えのあるおやつが欲しかったので、うってつけです。
今後も量産していこうと思います(^^)
みなさんもお試しあれ!