冬の寝室が寒くて、毎日子どもが鼻水を垂らしている……と悩んでいると、ママ友から
「オイルヒーターおすすめだよ!部屋がポカポカになる!」
いうアドバイスをもらい、デロンギのオイルヒーターを購入しました。
半信半疑だったのですが、部屋全体がしっかり暖かくなって、子どもが鼻水を出さなくなりました。
補助暖房を導入するならオイルヒーターはかなりオススメです。
こちらの記事では、使用感や電気代などオイルヒーターを補助暖房としてひと冬過ごした感想をまとめています。
特にこんな方におすすめ!
- 子どもが布団からはみ出して寝ているのが気になるママパパ
- リビングから離れた部屋で過ごしていて寒い思いをしている人
- ヒートショック対策で脱衣所を暖めたい人
この記事の内容
- 隙間風で冷える寝室でオイルヒーターを使った感想
- 電気代の差をオイルヒーターの使用前後で比較
- フィンとか欠点とかオイルヒーター選びのポイント
- 電気ストーブとオイルヒーターの違い
- 今買うならこの機種がいい!おすすめオイルヒーター3選
北海道でもオイルヒーターは役に立つ!
オイルヒーターはあくまで補助暖房
リサイクルショップで購入したデロンギのオイルヒーター(KHD410812-BK)です。
スペックは以下のようになっています。
オイルヒーターを使うのがはじめてで選び方がよくわかりませんでしたが、
- 部屋の広さにあっていて
- つけっぱなし防止のためのタイマーがあり
- 電気代対策でECOモードが使える
という理由で選びました。
実際に使ってみて「もっとこうだったらなぁ」という部分があったので、そこはおすすめの機種のところで解説します
こちらを寝室(6畳)で補助暖房として使っています。
オイルヒーターは中のオイルを温めた熱でジワジワと部屋を暖めるヒーターです。
ゆっくりと熱が広がっていくため「暖かいな」と思えるまで1時間くらいかかります。
つまり、「ストーブを切って出掛けて部屋がすっかり冷え切ってしまった!寒い!(室温5度)」という状況の部屋を一気に暖められるような、爆発的な火力は残念ながらありません。
だから真冬の北海道を生き抜くにはオイルヒーターだけでは不十分です。
オイルヒーターの暖かさは心地良い
5度の部屋を20度にするパワーはありませんが、15度の部屋なら1時間ほどで20~22度くらいに暖められます。
オイルヒーターを置いている寝室は6畳ですが、だいたい30分くらいで暖かくなりはじめて、1時間くらいでしっかり暖かくなるイメージ。
15度→22度くらいになります。
※外気温によって室温や部屋が暖かくなるまでにかかる時間は異なります。
補助暖房として使っていて、冷え込む深夜までに部屋が暖かくなってくれればいいので、布団に入るタイミングでスイッチをオンして使っています。
そして朝6時くらいにスイッチが切れるようにタイマーをかけて寝ています。
電源が切れた後も1時間くらいは部屋に温もりが残っているのでそれで十分です。
オイルヒーターを使う前の冬は、娘が冬の間ずっと鼻水を出していましたが、買ってからは風邪をひきにくくなり健康的に過ごせています。
布団から飛び出して部屋中を転がりながら寝ている娘を風邪から守るには、部屋をしっかり暖めるしかない!
と思って購入したので、目的を果たせて大満足です。
リビングと寝室の間にあるドアは開けっぱなしですが、熱が逃げている感じはありません。
灯油ストーブの熱みたいな、蓄熱性のある暖まり方だなぁと感じています。
冬の電気代をオイルヒーター使用前後で比較
オイルヒーターを使うと気になるのが電気代の高さ。
auでんきアプリで記録を取っていたので、オイルヒーターを使う前の年と使った年で1ヶ月ごとに比較してみました。
オイルヒーターの使用条件は以下の通りです。
結果はこちら。
|
オイルヒーター |
使用前 (2019-2020年) |
使用後 (2020-2021年) |
11月 |
4,636円 |
8,095円 |
12月 |
4,655円 |
7,740円 |
1月 |
4,408円 |
7,791円 |
2月 |
4,661円 |
6,498円 |
3月 |
4,669円 |
5,504円 |
電気代は上がっていますが、1万円を超えなかったので思ったより安く済んだ印象です。
正直、電気代が上がるのは辛いです。
でも使用感に満足しているので割り切れています。
風邪をひいて病院に行ったり栄養ドリンクを買ったりしてお金がかかるよりも、健康のためにお金をかける方がずっといい!という考えです。
タイマーやECOモードを使わず適当な使い方をしていたら月末の電気代予想が1万円を超えていたので慌てて使い方を見直しました。
11月の電気代が8,000円を超えていて、真冬の12月〜3月は7,000〜5,000円で収まっているのはそういう理由です。
ECOモードとタイマーを使いこなすことで、電気代はかなりコントロールできます。
買う前に知っておきたい!オイルヒーターのこと
オイルヒーターと電気ストーブの違い
電気代が高い暖房器具に電気ストーブというものもあります。
ヒーターが赤く光って遠赤外線でポカポカするよ〜っていうやつですね。
オイルヒーターは温めたオイルの熱で部屋を暖める暖房器具です。
しかしそのオイルを温めているのは電気なわけです。
ということはオイルヒーターも電気ストーブだよなぁ、と私は思いました。
実際、電気ストーブのように電気代がグンとかかっていますし。
しかし両方使ってみて思うのは電気ストーブとオイルヒーターは、部屋の暖かさの質がまったく違います。
電気ストーブはスイッチをつけて熱線が赤くなるのと同時に暖かさを感じ、消すのと同時に寒くなります。
そして電気ストーブが置いてある場所のまわりだけしか暖かくない。
一方でオイルヒーターは、暖まるまで時間はかかるものの、部屋全体がしっかりと暖かくなり、スイッチを消した後もしばらくその熱は残ります。
消した後も30分〜1時間くらいは部屋が暖く、徐々に熱が逃げていく感じです。
感覚的には灯油ストーブの暖まり方と似ています。
どちらも電気代は同じくらい高いですが、性能が全然違います。
スポット的にではなく部屋全体をしっかりと、保温性のある熱で暖めてくれるオイルヒーターは優秀だと感じました。
オイルヒーターのデメリット
オイルヒーターを使って感じたデメリットは2つあります。
ひつとは電気代が高い。
もうひとつはコンセント問題。
買ってから知ったのですが、オイルヒーターはコンセントを単独で使わないといけない家電だったのです。
コンセントは大体2口1セットですが、オイルヒーターのプラグしか差せません。
片方空いてるから別の家電のコンセントを差したくなりますが、差したらダメなんです。
コンセントについている警告タグに、大きくハッキリと書かれています。
冬は乾燥するから、加湿器を寝室で使っている方もいるんじゃないでしょうか。
もし部屋にコンセントが1カ所しかなかった場合、オイルヒーターが独占してしまうので、加湿器は隣の部屋からコードを引っ張ってくるとか何か対策をしないといけなくなります。
わが家の場合、加湿器は使ってませんが掃除機の充電を寝室でしていたので、
- 昼間は掃除機の充電アダプタをコンセントに挿す
- 夜寝る前にオイルヒーターのコンセントに差し替える
という作業が秋〜冬の間、毎日発生することになりました。
リビングに置けないから寝室に設置していたので場所をズラすこともできず、微妙に不便な思いをしています。
差し替え忘れると掃除機の充電が足りなくて掃除してる途中でバッテリー切れになることもあるし。
コンセントのやりくりが結構面倒かもって思いました。
オイルヒーターは色々なメーカーで製造してますが、私が調べた限りではデロンギ、アイリス、ユーレックスは公式ページに「コンセントは単独で」と記載がありました。
エレクトロラックスは書いていなかったけど、購入を検討しているなら問い合わせて確認した方が良さそうです。
ちなみにどのメーカーでも延長コードの使用は不可となっていました。
買う前に知っておきたいオイルヒーターのフィンの違い
「オイルヒーター買おう!」と思って各社のHPを見比べてみると、やたらと出てくるのが「フィン」という言葉。
穴が開くほどページを読み込んでもサーマルカットだのL字だの新L字だのウェーブ型だの違いが全然わからなくて、買う時めちゃくちゃ頭を悩ませました。
そして最終的に「こんなことに時間かけて調べて損した!!」とも思った部分。
暖房器具は別に新品でなくても、という考えでリサイクルショップを訪れたわけですが、
と思うじゃないですか。
だからすごい調べたんですよ。
だってデロンギとかアイリスとかどこのページを見てもフィンの性能をやたらとアピールしている。
フィンの違いはよくわからないけど、どうやらフィンはオイルヒーターの心臓的な部分らしいということは理解できました。
だからね、
「オイルヒーター フィン 違い」
とか検索しましたよ。
でも結論、フィンの違いをユーザーが気にする必要はありませんでした。
なぜなら各社がそれぞれに独自のフィンを開発しているため素人の私たちでは比べようがないからです。
L字型だのなんだの言ってますがその会社オリジナルのフィンなので他のメーカーはまた違う形のフィンなのです。
「従来型に較べて〜」とか商品ページに書いてるけど、その従来型はなんの機種のこと言ってるのかもよくわからないから、同じメーカーのオイルヒーターでも比較しにくい。
よってフィンの形は気にしない方がいいです。
ただ悩むだけでいたずらに時間が過ぎていきます。
と、散々フィンの違いについて検索しまくって踊らされた私は思うのです。
フィンの形なんかより、
- オイルヒーターの表面温度(小さな子どもがいるなら60度くらいが安心)
- ECOモード(電気代すごいから必須)
- タイマー機能(これも電気代対策で必須)
を気にした方がいいですよ。
よくわからないフィンは放っておいて、わかりやすい機能面で比較することに時間と手間を使うことをおすすめします。
オイルヒーターを選ぶポイントとおすすめの機種
フィンがわけわからなかったり、コンセントを占領するというデメリットはあるものの、オイルヒーターは居心地の良い暖かさで部屋を快適にしてくれるので、おすすめの暖房器具です。
欠点をできるだけ補った製品を選べば、買って後悔することはない!
というわけでここからは、実際にオイルヒーターを愛用している私が「買うときに押さえておくべきポイント&おすすめのオイルヒーター」を解説します。
オイルヒーターを選ぶ際のポイントは3つ。
- 部屋の広さにあっているか
- ECOモードはあるか
- タイマーはどんなタイプか
部屋をしっかりと暖めるためには、部屋の広さピッタリよりもう少し広い畳数に対応してるものの方がいいです。
うちは6畳の部屋に8〜10畳用のオイルヒーターを置いています。
その上で、ECOモードとタイマー機能があるかをチェックしてください。
電気代対策としてこの2つは必須です。
そしてさらにタイマー機能には種類があるのですが、
- 単純に7時間後に電源が切れるだけのタイマーだったり(キッチンタイマー的な使い方のやつですね)
- 便利なものだと24時間でオンオフを管理できるタイマー付きのオイルヒーター
もあります。
私は娘と布団に入って絵本を読んでいる途中で
「あ、オイルヒーターの電源入れるの忘れてる。絵本を読んだらスイッチをつけなくちzzzzzzzzzz」
(娘より私の方が先に寝落ち)
なんてことが何回もあったので、24時間タイマーのオイルヒーターを買えばよかったなぁと思いました。
24時間タイマーはオンの時間とオフの時間を登録しておくと自動で電源をつけたり消したりしてくれるため、付け忘れや消し忘れの心配がいらなくなります。
高機能であるほど値段は高くなりますが、うっかりさんには24時間タイマー機能がついたオイルヒーターをおすすめしたいと思います。
ポイントは
- 対応する部屋の広さ
- タイマー機能
- ECOモード
- お子さんがいる家庭はオイルヒーターの表面温度もチェック(60~70度が目安)
です。
おすすめ1 アミカルド(8~10畳向け)
リンク
8〜10畳用。表面温度70度。タイマー付き。ECOモード搭載。
表示がデジタルで、温度の確認がしやすい機種です。
ノブをくるくる回すことで直感的に温度設定ができます。
表面温度が約70度と低めで、チャイルドロック付いているためお子さんのいる家庭向きのアイテムです。
おすすめ2 ヴェルティカルド(8~10畳向け)
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8〜10畳用。表面温度は約80度。
エコモードはありませんがサーモスタット機能がついています。
温度設定ダイヤルで設定すると「部屋が暖かくなったときは電源をオフ、室温が下がったら電源をオン」を自動で繰り返し、電気をムダに使うことを防ぎます。
24時間タイマーでオンオフの時間も自由自在。
アースカラーのデザインが可愛いのも魅力です!
ひとり暮らしや夫婦だけの世帯など、子どもがいないお家にはこちらがおすすめです。
おすすめ3 ユニカルド(10~13畳向け)
リンク
10~13畳の広い部屋向けのオイルヒーター。
上の2機種に比べて価格は高いですが、機能もワンランク上です。
24時間タイマーは2つのモードが登録できるため「寝る・起きる」「出かける・帰宅する」など複数のパターンでオンオフを登録したい方に向いています。
表面温度は約60度でチャイルドロック付き。ECOモードも搭載しています。
まとめ:北海道でもオイルヒーターは戦力になる
オイルヒーターまとめ
- 真冬の北海道の冷え切った部屋を一気に暖める力はないけど、蓄熱性のある暖まり方で部屋全体を暖めてくれる。
- 電源を切った後も部屋は1時間ほど暖かい。
- 電気代は高いけどそれだけの価値がある。
- ECOモードやタイマー設定で電気代は対策できる。
- デメリットはコンセントのやりくり。
オイルヒーターは冬の北海道でメインの暖房にはならないけど、補助としてはすごく頼れるやつです!
特に以下のような方にはおすすめです。
- 子どもが布団からはみ出して寝ているのが気になるママパパ
- リビングから離れた部屋で過ごしていて寒い思いをしている人
- ヒートショック対策で脱衣所を暖めたい人
ぜひ検討してみてくださいね。
現場からは以上です!
最後までお読みいただきありがとうございます。
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